
本来、体には「自然治癒力」という力があります。
元気な時や若い時には「自然治癒力」が正常に働いているのですが、無理をしたり、年齢によって上手く機能しなくなると症状に現れてきます。
漢方薬は「自然治癒力」を高めることで、症状を改善してくれます。
西洋薬は人工的に化学合成された物質がほとんどで、その多くは一つの成分です。
一方、漢方薬は2種類以上の天然の生薬でできており、多くの成分を含んでいます。
そのため一つの漢方薬で、いろいろな症状に効果があるのです。
西洋薬は今現れている症状を取るのに効果的(対症療法)です。
一方、漢方薬は体のバランスを整えることで、体自身が元気になることを目的としています(根本治療)。
漢方薬は体質改善をしていくことで、病気になりにくい体づくりができます。
■ 耳の疾患:耳鳴り、難聴、めまい
■ 目の疾患:飛蚊症、ドライアイ
■ 痛み:膝痛、腰痛、肩こり、頭痛、神経痛
■ 胃腸疾患:腹痛、下痢、便秘
■ アレルギー性疾患:アトピー性皮膚炎、花粉症、蕁麻疹、喘息
■ 婦人科疾患:生理不順、生理痛、不妊症、更年期障害、冷え性
■ 自律神経疾患:不眠、イライラ
■ 滋養強壮:虚弱者、高齢者、手術前後、がんや腫瘍による体力低下に対して
■ 急性疾患:かぜ、のど痛、せき、鼻水
乳児から高齢者まで漢方薬は服用できます。
西洋薬が良いか?漢方薬が良いか?という質問が多いです。
漢方薬は対症療法ではなくて、バランスの崩れを戻し、体自身を元気にすることを目的にしています。
西洋薬と漢方薬を組み合わせることでより良い効果が得られることも多いです。
なんとなく不調…、検査では異常ないけど…西洋薬は苦手…という方には体のバランスを整える漢方薬が効果的でしょう。
薬なので、効果もあれば副作用もあります。
証(体質や体調)が合うと薬の効果が絶大ですし、副作用は極めて少なくなります。
友人が飲んでいる漢方薬が効くかな?との質問も多いですが、同じような証であれば効果ありますが、証が違えば効果がでるどころか副作用が出てきます。
当店は45年間漢方相談をしており、その証を見極める経験があります。
基本的には問題ありません。
西洋薬は症状を取ることが得意な分野。漢方薬はバランスの崩れを戻し、体自身を元気にすることを目的にしています。
西洋薬と漢方薬を組み合わせることでより良い効果が得られることも多いです。
しかし、肝炎に使用するインターフェロンと小柴胡湯や、甘草の副作用が利尿剤にて増加するということもあります。
どのような西洋薬を飲んでいるか確認した上で併用できる薬を選択していきます。
1回分100円の漢方薬もありますが、だいたい1回分200円~300円です。
1日3回服用するので1か月分では1~3万円ほどになります。
1週間分ずつや10日分ずつでのお渡しもできますので、ご予算に合わせて用意させていただきます。
例)
■ 耳鳴りの漢方薬 10,500円(90包/1ヶ月分)
■ かすみ目の漢方薬 12,000円(90包/1ヶ月分)
■ ひざ痛の漢方薬 12,000円(90包/1ヶ月分)
■ 更年期障害の漢方薬 5,000円(3本/1ヶ月分)
急性疾患の漢方薬は一般に考えられているよりは即効性があります。
例えば、風邪薬の時に飲む葛根湯であれば30分ほどで実感できますし、2、3日ぐらいで良くなります。
高血圧、糖尿病のように慢性疾患であれば、西洋薬でも長期の治療になるように、漢方薬でも治療が長期になります。
養生法(食事、運動、休息)や生活習慣の改善を組み合わせることで効果が速くでてきます。
服用中に病気の状態が変化してきますので、それに合わせて薬を変えていきます。
同じ名前の漢方薬(例えば葛根湯)でも製薬会社が違うと色や量、香り、味などが異なります。
構成している生薬の質によって効果が微妙に変化するとも言われます。
当店では皆様に安心していただけますよう、国産生薬や品質に力を入れている製薬会社の薬を選択しています。
また、定期的に生薬農家の見学や製薬工場の見学に行き、良い製品を取扱うように心がけています。